実用化目前の全固体電池が変えてくれる物は多々ありますが、IT業界全般に与える影響について考察してみたいと思います
全固体電池の詳しい説明はこちら
全固体リチウムイオン電池はなぜ凄いか? 液体→固体で変わる使途・耐性・充電時間 | JBpress (ジェイビープレス)
今年の「日本からの」ノーベル賞でローカルに盛り上がった「リチウムイオン電池」、解説は10月に書きましたが、年末に入って関連のニュースがいくつか入ってきました。リチウムイオン電池の「全(1/6)
ではIT業界の現場レベルではどんな恩恵があるのか考えてみましょう
電子機器やインフラにとって電池(バッテリー)は重要なパーツの一つです
代表的な例をあげるとサーバやネットワークス機器を停電や瞬断から守るUPS、基盤(チップ内)に保存されている設定を保持するボタン電池状のバッテリーなどがあります
上記であげた中で最も重要な役割をになっているのがUPSですが全固体電池に変わると
- 寿命が延びる
- 容量の増加
- 形状の多様化
が見込めます
スマホのバッテリーなどで実感していると思いますが従来の製品は使用している内に持ちが悪くなっていき使用に耐えないほど劣化し交換を余儀なくされます
UPSも同じで2~3年でバッテリーの交換が必要です
全固体電池は充電と放電(使用)を繰り返してもほぼ劣化しないと言われていてバッテリー交換によるコストが減少します
同じ体積に対するバッテリー容量の増加により従来より小型・軽量化が進み、形状の制約が無くなる事で今まで設置出来なかった場所にも導入し易くなります
基盤に組み込まれているバッテリーに関しては、全固体電池そのものを基盤内に内臓する事も可能で長寿命と相まってバッテリー交換が不要な製品も登場するかもしれません
今までスペースの都合や発熱の影響を考慮してバッテリーを搭載していなかった製品にも実装されるかもしれません
全固体電池搭載のノートPCを待ち望んでいますのでメーカーさんよろしくお願いします
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